トマトも始まりました。

2018年5月26日
トマトも始まりました。

慢性的な労力問題で、作業が遅れ気味なんですが、今シーズンはそんな中どうにか進めることができています。
おかげさまで先週あたりから、トマトの一部品種から収穫が始まりました。これは定番!湘南ポモロンゴールドとレッドです。相変わらずゴールドは多収なので、おなじ本数作るとゴールドがやたらに多く取れます。
tomato
今のところこれら定番品種のパルト(単位結果性の大玉トマト)と、湘南ポモロンが取れています。これから取れる予定の品種はサンマルツァーノタイプトマトと、ミニトマトの「アイコ」「イエローアイコ」です。特にサンマルツァーノタイプトマトはかなり順調なので、いい品質のものが取れそうです。お楽しみに。
パルトは最新の単為結果性品種で、いままでの「ルネサンス」に比べ単為結果性品種(単為結果性遺伝子pat2)の問題である「果実が軟化しやすい」「裂果しやすい」という性質はだいぶ改善していると思います。現在発売中の農耕と園芸(2018.6月号)に、私がお世話になっていた研究室の江面さんが記事を書かれています(p13-18、トマトの最新動向「単為結果性でかつ高糖度を有す新規トマト変異体と遺伝子を発見」商業誌なので刺激的なタイトルですが、以前見学したときは遺伝子実験センターといっていた建物(今は筑波大学つくば機能植物イノベーション研究センターというらしい)にマイクロトムという人工光で開花結実できるトマト品種のものすごい数の変異体(1万系統以上!)を栽培していました。30年前私が在籍していた頃の牧歌的な雰囲気とあまりに違っていて、へーと驚くばかりでした。個人的には実験台が高くなっていて、メスフラスコなんかをのぞくとき見やすそうでした。あと、用途はわからないけどオリンパス製のむやみに高価な光学顕微鏡に驚きました(4500万円といってました)。今もしあの実験室に戻れたら、またトマトの根を使ってきれいな根毛の電子顕微鏡(SEM)写真を撮りたいですね。固定法を改善すれば、学生の時うまくいかなかったのをリベンジできるんじゃないかと、今でも思っています。